「トマトの実はついたのに、なかなか大きくならない」
「赤くなったけれど、思ったより実が小さい」

家庭菜園でトマトを育てていると、花は咲いて実もついたのに、サイズが小さいまま収穫になってしまうことがあります。見た目には順調そうでも、実が小さいと育て方に問題があったのか気になりますよね。

トマトの実が小さいのには、いくつか理由があります。
品種による違いもありますが、水分不足、肥料のバランス、株の体力不足、実のつきすぎ、日当たり などが関係していることも少なくありません。

この記事では、トマトの実が小さい理由 を中心に、家庭菜園でよくある原因をわかりやすく解説します。

トマトの実が小さいのは「実を太らせる力が足りないから」

トマトの実が小さいのは、花のあとに着果はできても、その実を十分にふくらませるだけの力が足りていない ためです。

トマトは、受粉して実がついたあと、葉でつくった養分や根から吸った水分を使って実を大きくしていきます。
ところが、株の状態や育つ環境に問題があると、実を最後までしっかり太らせることができません。

つまり、実が小さいのは、

  • 株に余力がない
  • 養分や水分が足りない
  • 実の数が多すぎる
  • 品種的にもともと大きくなりにくい

こうしたことが関係している場合が多いです。

トマトの実が小さい主な理由

ここからは、家庭菜園でよくある原因を順番に見ていきます。

品種の特徴

まず確認したいのが、もともとの品種の違い です。

トマトには、大玉、中玉、ミニトマトなどサイズの異なる品種があります。
そのため、実が小さいと感じても、実はその品種としては普通の大きさということもあります。

特に苗を買って育てている場合は、想像していたサイズと違うことがあります。
まずは、その品種がどれくらいの大きさになるものなのかを確認すると判断しやすいです。

水分が不足している

トマトは乾燥に強めといわれますが、水分不足が強すぎると実が太りにくくなります。

特にプランター栽培では、土の量が少ないため乾きやすく、水切れすると実の肥大が止まりやすいです。
甘くしたいと思って水を控えすぎると、味は濃く感じても、実が小さいままになることがあります。

乾燥気味と水不足は同じではなく、極端に足りない状態では実の大きさにも影響が出やすいです。

肥料不足、または肥料のバランスが悪い

トマトの実を大きくするには、株がしっかり栄養を使えることも大切です。
肥料が足りないと、花は咲いても、そのあとの実を十分に育てる力が足りなくなることがあります。

また、肥料の量だけでなく バランス も大切です。
たとえば窒素分が多すぎると葉ばかり茂って、実の肥大が弱くなることがあります。

「葉は元気なのに実が小さい」という場合は、肥料の効き方が偏っている可能性もあります。

株に実がつきすぎている

一株にたくさんの実がついていると、養分や水分が分散しやすくなります。
その結果、ひとつひとつの実が大きくなりにくくなることがあります。

特に家庭菜園では、「せっかくついた実を全部残したい」と思いがちですが、株の大きさに対して実の数が多すぎると、全体に小ぶりになりやすいです。

最初の段だけでなく、次々に実がついているときほど、この影響は出やすくなります。

株の体力が足りない

トマトの株そのものが弱っていると、実をしっかり太らせる力が落ちます。
根の張りが弱い、葉が少ない、病害虫の影響がある、下葉が傷んでいるといった場合は、着果してもその先の肥大が不十分になりやすいです。

実が小さいときは、実だけでなく株全体の元気さも見ることが大切です。
葉色が薄い、茎が細い、勢いがない場合は、株の体力不足が関係しているかもしれません。

日当たりが足りない

トマトは日光を好む野菜です。
葉がしっかり光を受けることで、実を育てるための養分をつくります。

そのため、

  • 半日陰で育てている
  • 建物の影になる時間が長い
  • 葉が混み合って株全体に光が届きにくい

こうした状態では、実を大きくする力が不足しやすくなります。

実はつくのに大きくならない場合、日当たり不足もよくある原因のひとつです。

気温や天候の影響

トマトの実の大きさは、その時期の天候にも左右されます。
気温が低い時期は生育がゆっくりになりやすく、反対に暑すぎる時期は株が弱りやすくなります。

また、曇りや雨が続いて日照不足になると、実を太らせる力が落ちやすいです。
同じ育て方でも、年によって「今年は実が小さい」と感じることがあるのはこのためです。

受粉が不十分だった

受粉がうまくいかないと、そもそも実がつきにくくなるだけでなく、ついても形が悪かったり小さいままだったり することがあります。

特に大玉トマトでは、受粉の状態が実の育ち方に影響しやすいことがあります。
花は咲いて実になったものの、その後のふくらみが弱い場合は、受粉の不完全さも関係している可能性があります。

生育初期で株がまだ若い

育て始めの頃に最初の実がつくと、株がまだ十分育っていないため、小さめの実になりやすいことがあります。
これは珍しいことではなく、株が若いうちは実の仕上がりも安定しにくいです。

後の段になるほど株が充実して、実の大きさが安定してくることもあります。

トマトの実が小さいのは失敗?

実が小さいと「育て方を間違えたのでは」と思いやすいですが、必ずしも失敗とは限りません。

品種によるものもありますし、家庭菜園では市販のように見事な大きさにそろわないことも普通です。
また、少し小ぶりでも味がしっかりしていることもあります。

ただし、毎回かなり小さい、途中から急に小さくなったという場合は、水分や肥料、株の状態を見直す余地があります。

花は咲いて実もつくのに大きくならないのはなぜ?

この場合は、着果はできても、その先の肥大に必要な力が足りていない と考えるとわかりやすいです。

原因としては、

  • 水分不足
  • 肥料不足やバランスの乱れ
  • 実のつきすぎ
  • 日照不足
  • 株の体力不足

などが考えられます。

つまり、「実がならない」のではなく、「実を大きく育てる段階で止まっている状態」です。

家庭菜園で実が小さいトマトが増えやすい場面

トマトの実が小さくなりやすいのは、次のような場面です。

真夏の乾燥が強いとき

水切れしやすく、実の肥大が弱くなりやすいです。

実をたくさんつけているとき

養分が分散して、ひとつひとつが小ぶりになりやすいです。

葉ばかり茂っているとき

肥料バランスが偏り、実の充実が弱くなることがあります。

日照が不足しているとき

実を太らせるための養分が足りにくくなります。

トマトの実が小さい理由を知ると原因を見分けやすい

トマトの実が小さい理由は、主に 品種、水分不足、肥料不足や肥料バランス、実のつきすぎ、株の体力不足、日当たり、天候 などが関係しています。
実はついても、その先で十分に大きくする条件がそろわないと、小さいまま終わりやすいです。

特に確認したいのは、次のような点です。

  • もともと小さい品種ではないか
  • 水切れしていないか
  • 肥料不足や偏りがないか
  • 実をつけすぎていないか
  • 株が弱っていないか
  • 日当たりは足りているか

トマトの実が小さいからといって、すぐに異常とは限りません。
まずは小さい理由を知って、株の状態や育てる環境を落ち着いて見直してみることが大切です。

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